堂本兄弟最終回ラストライブ

終わった。終わってしまった。ついに、ひとつの時代が幕を閉じた。

1996年に始まった「LOVE LOVEあいしてる」から2001年に「堂本兄弟」、そして2004年には「新堂本兄弟」と番組名を変更しながらも、18年間私達は二人がギターを抱え、時には笑い、時には辛そうに、闘いながらもがきながら、それでも歌い続ける姿を見てきた。アイドルからアーティストへ。彼等の歴史を振り返るにはこの言葉が重要になる。私がふたりにハマったきっかけがLOVE LOVEあいしてるだった。両親が吉田拓郎さんのファンで見ていた隣で私は二人の歌う姿に歌声に夢中になった。マイクを持っていた手がギターに触れ、慣れない手つきで弾いていたのがいつの間にか自身で作詞作曲を手掛けるようになり。いつしかゲストの曲を一緒に歌うのではなく後ろで演奏するようになり、楽譜をじっと見つめながら様々な音楽を彼等は奏でていた。二人のファンとして彼等の情報、いろんな表情を知ることはもちろんだったが、この番組のおかげで様々な音楽を私は知る事が出来た。常にこの番組には二人よりも経験を積んでいる、アーティストとして、人生の先輩として素敵な方々がいた。この番組がきっかけでいろんな方の曲に触れ合い、そして音楽が好きになっていた。音楽は生きているし、何年経っても色褪せないことを教えてくれた、大切な番組だった。

2014.09.28 新堂本兄弟最終回 ラストライブ放送セットリスト

硝子の少年
愛されるより愛したい
ボクの背中には羽根がある
カナシミブルー
フラワー
命のキセキ
愛のかたまり
99%LIBERTY
Hey!みんな元気かい?
全部だきしめて
堂本兄弟のテーマ

MY WISH&優しさを胸に抱いて

放送されたのはすべて、二人の楽曲だった。そして素敵な大人達、素敵なアーティストの方々が、最終回で二人のために、二人を想い、二人の曲を一緒に奏でて、一緒に歌う。これが「KinKi Kidsが音楽を学ぶ場所」としてはじまった18年間の番組で二人が築いてきた集大成だった。音楽を学び、音楽を愛し、音楽に愛される。名曲ばかりを30分という限られた時間の中で放送して下さり、愛にあふれた素敵なライブでした。フジテレビの今年の27時間のキャッチコピーは「武器はテレビ」だった。18年の間で、KinKiはこの番組を武器にして、アイドルからアーティストへ道のりを歩いたのだ。始まりがあれば終わりがある。番組は終わってもライブはできる、そう述べた二人の音楽との道のりが、そしてフジテレビの音楽番組の歴史が、幕を閉じた。

ひとつの時代の終わりだと、この日記の最初に記してある。というのは、私が好きになった、私の人生を語るには切り離せない程この番組はとても大切な宝物だったのだ。きんきの二人がこの番組で得たものとは比べ物にはならないかもしれないけれど、私の人生にとって、楽しい時もつらい時も、必ず毎週やってくる30分に、ふたりの様々な姿に、素晴らしい音楽に、たくさんたくさん救われて私は月曜日を迎えてきた。あの頃まだ一人じゃ何にも出来なかった私が、この番組を見て次の日から学校へ行き、そして今社会人になってこの最終回を見ている。この番組がなければ今の彼等もいないし、今の私もきっといない。ぽっかりと穴が開いた感覚はまだない。きっと、来週の日曜日になって、再来週の日曜日になって、ようやく私はその頃になってこの番組が終わった事を実感するのだろう。

二人がこのフィナーレに、何を思い、何を感じたかはわからない。けれど二人はどこまでも表情が素直だった。光一さんのあの俯き、剛さんの最後の「光一くんありがとう」、すべてに胸がいっぱいになる。こうやって、昔も今もずっとずっとあの二人は、つらいこともうれしいことも全部全部一緒に、素敵な大人に囲まれ、音楽を歌い、音楽に愛され、奏でて、二人で歩いてゆく。この18年間を振り返ろうとも涙が止まらなくてどうしようもないですが、それでも明日からまた月曜日はやってくるのです。二人がこのラストライブで感じた事、そしてこれからの未来の事、いつかきちんと、何の壁もなく偽りなくファンに届く事を願って。今はただ、たくさんのありがとうを共に、最後の光一さんの表情と剛さんの言葉を胸に抱いたまま、私は明日からまた仕事を頑張るのである。本当に18年間、有難う御座いました。